Interview

同級生が大手企業を選ぶなか、
スタートアップで挑戦し続ける東大卒エンジニア

Yanagihara Hideki

柳原 英樹

エンジニア

Profile

柳原 英樹(やなぎはら・ひでき)

1988年東京都生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業後、同大学大学院 新領域創成科学研究科に進学。その後、2014年に独立系SI企業に新卒入社、複数の事業でプロジェクトリーダーを担当。2016年にAirtech株式会社の創設に携わり、2020年3月株式会社ZENKIGENに入社。エンジニアとして主に通信システム作成などを担当

転職の決め手は「ビジネスとビジョン を両立していた」から

柳原さんがこれまでどのようなキャリアを歩まれてきたか教えてください。

新卒では、独立系のSI企業に入社しました。同社のビジョンに惹かれて入社したのですが、働く中で「もっとビジネス面などさまざまなことに触れたい」と感じる機会が増えました。そんな中、当時の上司から「独立するけど一緒にどう」と声をかけてもらい、2社目となるベンチャー企業へ転職します。
ECサイトの検索エンジンリプレイスから精度改善のプロジェクトリーダーまで、さまざまな業務に関われたことで、仕事のやりがいはありました。ただその一方で、ビジョンよりもビジネス面の想いが熱い会社だとも感じていました。気がつけば、会社の進みたい方向性と自身が成し遂げたいことにいつしかズレが生じており、 これをきっかけに、2回目の転職を決意しました。

ここまでの2社でビジョン、ビジネスと偏りを持つ企業を経験してきたわけですね。 なぜ3社目にZENKIGENを選んだのでしょう。

一言で言うなら「ビジネスとビジョンのバランスが良かったから」です。まず、代表の野澤が事業に精通したバックグラウンドを持つため、ビジネス面は安心していました。また、最初の面談で「プロダクトを通して届けたいビジョンを持ち、熱い想いを語り合えるエンジニアが働いている」と分かったのも大きいです。「彼らとなら一緒に働きたい」と即決しました。

スタートアップだから感じられる仕事の手触り感

ZENKIGENでの仕事について教えてください。

私はエンジニアの中でも、インフラエンジニアとして働いています。現在は、ZENKIGENサービスの中核技術を支える基盤チームのリーダーとして、harutaka(ハルタカ)の通信システムの構築や通信が安定するようにサーバーの整備などを担当しています。また、事業の急激な成長に伴い、採用や開発体制の構築など、エンジニアチームの組織づくりも担っています。

スタートアップのエンジニアとして働く醍醐味は何だと思いますか?

エンジニアとしてのスキルアップだけでなく、経営やビジネスについても幅広く学べ、経験を積める点です。自分たちが作り上げたものが、「会社にとってどのような意味を持つのか」、「どのようなお客さまに価値を提供できているのか」など、社会に与えている影響を肌で感じられます。

分岐点は教授の一言、同級生と異なるキャリアを選び続ける理由

ここまでのお話から、一般的な東大生と比べると、キャリアの振れ幅が大きいように感じまし た。

自分もそう思います(笑)。実はスタートアップを選ぶきっかけになったのは、 大学院時代に研究室の教授から受けた助言でした。先生と将来のことについて話したとき、 「 今まで受けてきた学びなどを、社会に貢献することで還元してほしい 」 と言われたんです。この話を機に、自分の人生について考え直し、幅広い軸で就職先の可能性を探るようになりました。

そんな柳原さんが、今でも スタートアップで働き続ける理由は何ですか。

「自分がワクワクする環境で、これから成長する小さな会社を育てたい」からです。また、範囲を狭めて一つのことに集中するのが好きではないため、「視野を広く持ちながら働きたい」という想いがあります。スタートアップのような、全ての距離感が近い方が会社全体を把握できるため、自分には合っていました。

最後にこの記事を読んでくれた方へ メッセージをお願いします。

大学時代の同級生の多くは大手一流企業へ就職をしましたが、私自身は様々な選択肢があるなかでスタートアップでのキャリアを選択し続けています。皆さんにも、はじめから視野を狭めずにいろいろなモノを見てほしいと思います。必ずしもスタートアップが良いという訳ではありませんし、大手企業のほうが性に合う方もいるかもしれません。幅広く企業や業界を見て、自分が納得する場所を選ぶことをおすすめします。
ZENKIGENは、自由な社風、熱く語りあえる仲間、会社を成長させているという実感を感じることができます。志を共にできる方と一緒に働けることを楽しみにしています。